レジスタントスターチの歴史

研究者たちが実験中に偶然発見

古来から、でんぷんは全て小腸で分解されるのが当然と考えられていた。

1982年に、研究者 Englyst と同僚たちは、多糖類(食物繊維の一種)を分析する方法を開発している時に、酵素による分解過程を経た後も、一部のでんぷんは分解されないことを発見。彼らはこの特殊なでんぷんを、酵素抵抗性であることから “レジスタントスターチ” と名付けた。

その後、回腸造ろうをつけた健常人の試験でも、胃や小腸で消化されないでんぷんのあることが確認された。これらのでんぷんは、体内では大腸内で腸内細菌により発酵されることも実証された。それ以来、造語である“レジスタントスターチ”という言葉がこれら消化されないでんぷん(難消化性でんぷん)を表すのに使われている。

欧米では認知度も高い

“レジスタントスターチ”には未だ世界的に統一された公的な定義付けがないが、1992年にEUREST(EUの科学委員会)では、レジスタントスターチを“健康な人の腸で消化されないでんぷん及びでんぷん分解物”と定義している。

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